Restaurant A380|シンガポール航空の飛ばない飛行機でビジネスクラス機内食を食べてきた

今ならでの面白企画!飛ばないシンガポール航空A380ビジネスクラスに座ってご飯を食べてきました

SQ A380ビジネスクラス レストラン
Covid-19の影響で未だどこにも行けない状況下、東京都23区ほどの小さな国であるシンガポールにずっといるのは中々辛いもの。週末はどこのホテルも盛況だったり、みんな旅行したくて爆発寸前な感じがひしひしと伝わってきた矢先シンガポール航空が出してきた、機内でご飯を食べる“だけ”の企画、Restaurant A380。

以前発表してボツ企画になってしまったSG発着のどこにも行かないフライトも相当でしたが、今回のは飛びすらしない…!こんなもの誰が…と驚愕しましたが、こんな体験が出来るのは今しかないと思い直し、チケットを取って行ってきました。(ちょろい)

1)チャンギ空港到着〜ゲートへ

SQ A380ビジネスクラス レストラン
何ヶ月ぶりかに通るチャンギ空港までの道のりに、ドキドキわくわくが止まらないまま到着。
久しぶりの空港は、このレストラン企画の為か想像以上に人で賑わっている感じがしました。

シンガポール航空A380レストラン
パスポートを握りしめ、不思議な気持ちでいつもとは違う特別な出国エリアを通過。
見慣れた空港内を歩いていると、“あれ、本当にどこかへ行くんだっけ”と錯覚すら覚えます。

因みに今回は実際のフライトではないので免税店のお買い物はお預け。後ろ髪引かれる気持ちでそそくさと免税エリアを退散します。

SQ A380ビジネスクラス レストラン
搭乗ゲートへ行くと今回の舞台、A380の大きな機体が目に飛び込んできました。

SQ A380ビジネスクラス レストラン
搭乗ゲートにはまだ早い時間なのにすでに沢山の人達が。
まるで今から海外旅行へ行くような興奮とドキドキが入り混じった様な空気が流れています。

シンガポール航空A380レストラン
お土産に頂いたバティック柄の生地でできたバラ。可愛い。

2)ドッキドキの搭乗・機内ツアー

SQ A380ビジネスクラス レストラン
食事の前にまずは事前に希望していた機内ツアーへ。
少人数グループに分かれており、決まった時間になるとクルーさんが機内へ案内してくれます。

久しぶりの機内へ。いざ。

SQ A380ビジネスクラス レストラン
見慣れた、でもどこか懐かしいA380機内。
古巣(と言える程ではないけど)に帰ってきたかのような感覚に、ジーン…としてしまいます。

SQ A380ビジネスクラス レストラン
こちらはプレミアムエコノミー

SQ A380ビジネスクラス レストラン
ビジネスクラスに

シンガポール航空A380スイート
機内に6席しかないファースト、もといスイートクラス。

シンガポール航空A380スイート
個室の様な空間に、座席とベッドがあるというなんとも贅沢な作り。
しかし今回はあくまでもレストランなのでベッドメイクはされてないみたいでした。

そして今ツアーではなんとコックピットやスタッフの仮眠エリアも見る事が可能。
写真撮影はできませんでしたが普段見ることのできないエリアを見られるのはなんとも嬉しい限り!

ツアーの後は一旦外へ出て、搭乗を待ちます。

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しばらくしてドラマチックな音楽が鳴り響き、シンガポール航空のクルーさん達が機内へ。
みんな荷物を持っていてまるであたかも本物のフライトのよう。拍手や歓声が上がり、それに応えるクルーさん達はまるでスーパースターのようで、普段では見れないものを見れた気がしました。

SQ A380ビジネスクラス レストラン
普段では見れないものといえば、このシンガポール航空の歴代の制服たち。
時代を感じさせる可愛い制服達…これはレアです。

3)広々!ビジネスクラスシート

SQ A380ビジネスクラス レストラン
クルーさんの搭乗後はお待ちかねのフライト…いえ、食事の時間。
クラスごとに機内へ自分の座席へ。今回は迷ってビジネスクラスを予約しました。

シンガポール航空 A380ビジネスクラス
隣同士のカップルシートは全て満席、キャンセル待ちしましたが取れなかったので今回は窓際の座席。
プライベートな空間でいつもは誰かとでもわざとこのシートを取る程お気に入りなのですが、やっぱり今回は一緒に話しながら楽しみたかったのが本音…

SQ A380ビジネスクラス レストラン
Meh達の他に何組もカップルで窓際のシートに座ってる方々がいて、改めて今企画の人気の高さが伺えます。

シンガポール航空 A380ビジネスクラス
シートは体の角度を自由に変えれるほど幅広でゆったり。
勿論足も伸ばせ、数時間の滞在だけじゃもったいないぐらい快適でした。

因みに機体は違いますが実際のフライトや詳しい座席の様子は過去記事にて。
ビジネスクラス搭乗記、初期A380スイートクラス搭乗記はこちらから

SQ A380ビジネスクラス レストラン
どの作品を見ようかな…
たった3時間なのでいつもは適当に選ぶ映画も慎重になります(笑)

SQ A380ビジネスクラス レストラン
楽しみにしていたアメニティキットは英国の香水ブランド、ペンヘリガンでした。
食事のセットアップ後はいよいよ今回のメインイベント!

4)ビジネスクラス|食事メニュー

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お待ちかね、今回のお目当・食事の時間です。
ビジネスクラスの食事は前菜、メイン、デザートからなるコース料理。
ソフトドリンクは勿論お酒も飲み放題で、お酒好きな方は嬉しいのでは。

シンガポール航空A380レストラン
お待ちかね、まずはSQ定番シンガポールの串焼き・チキンサテーから頂きます。
甘じょっぱいピーナツソースが美味しい。

SQ A380ビジネスクラス レストラン
SQのガーリックブレッド。相変わらず柔らかくて味もしみしみで美味しかった!
(強欲なMehは2個もらいました)

Flaked Smoked Salmon
SQ A380ビジネスクラス レストラン
前菜は燻製サーモン。

SQ A380ビジネスクラス レストラン
サーモンは結構な厚みで身がぎゅっと締まっており、しっかりとした食べ応え。
添えられたマヨネーズはほんのり海苔の味でした。

Pan Seared Prawn and Scallops on Saffron Broth
SQ A380ビジネスクラス レストラン
メインコースは事前に選べ、ステーキや西京焼きもありましたがMehは海鮮をチョイス。
エビやホタテ等がゴロゴロ、スープはサフランがふんわり香り美味しかったです。

Baked Cheesecake with Sable Crust
SQ A380ビジネスクラス レストラン
デザートはなんとも可愛い見た目のチーズケーキ。
口当たり滑らかなしっとりとしたベイクドチーズケーキにマンゴーとザクザクのアーモンドが良いアクセントでした。

チーズ盛り合わせ
SQ A380ビジネスクラス レストラン
最後はチーズ盛り合わせ。もう結構お腹いっぱいだし、何よりチーズケーキを食べた後にチーズ…と思いましたがすんなり完食。

シンガポール航空 A380ビジネスクラス
勿論雰囲気込み込みのところもありますが、全体的に気のせいかいつもより美味しく感じました。

5)最後に

シンガポール航空 A380レストラン ビジネスクラス
エコノミーはSGD50+、スイートクラスに関してはSGD600+と中々な値段設定でしたが初回チケットはまさかの30分で完売という盛況ぶり。こんなもの行くか!と思っていたのは最初のうち、こんな時しか体験できないと思い直し行ってきた今回のレストランA380。

飛行機好きどころか気圧変化に弱い事もありどちらかというとフライトは不得意なMehですが、予約当日はただご飯を食べに行くだけと分かっているのにそわそわ。“パスポート持った?”なんて久しぶりの会話に頰が緩んでしまう程でした。
そんな行くまでのわくわく感は勿論のこと、空港や機内に入った瞬間の何とも言えない高揚感、そして実際のサービスや機内ツアーとたっぷりと堪能できた今企画。クルーさん達も久しぶりの機内サービスだったのか、皆生き生きと楽しそうなのが印象的で、こちらまで嬉しい気持ちになりました。

また、画面に表示される発着地が両方シンガポールだったり、「安全のためにシートベルトをきつく締めないでください。」なんて前代未聞の機長アナウンスを聞くなんて、後にも先にもないでしょう笑

ツアーの他にもお土産もあり機内での食事以上に盛り沢山で、家族は勿論、旅行好きの友達同士やカップルでも楽しめる内容。もし次があるのなら是非試してほしい、トータルで楽しかった旅行ができない時期ならではの非日常体験でした。

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