ESORA|シンガポールで極上の創作和食を堪能
驚きと安心が同時に味わえる、時間なんて忘れる程楽しめたモダンジャパニーズレストラン
Lo&Beholdといえば、高級フレンチのオデットや、デンプシーのお洒落レストランホワイトラビットなどを経営する、シンガポールの有名飲食店グループ。
そのグループ初の日本食レストランとして2018年オープンするなり数々のメディアでも取り上げられ話題となっていたレストランがこのEsora。
満を持して行ってみて、何故もっと早く行かなかったのかと後悔したほど大満足の2時間半の様子をたっぷりとお届けします。
アクセス・ロケーション
レストランがあるのはMehおすすめのステーキ屋さんビステカ等、お洒落なレストランが集まるロバートソンキーエリア。
最寄りの駅フォートカニングMRTからは徒歩で10分弱、モハメドスルタンロードの伝統的なプラナカンショップハウスの一階にお店はあります。
Esora Singapore
お店に入ると素敵なエントランスがお出迎え。
活けてあるお花も内装にマッチしていて素敵。
https://www.dezeen.com
一歩入ると目の前に広がるのは柔らかな自然光に包まれた、真っ白な空間に木のぬくもり溢れる素晴らしい店内。
素晴らしいのもそのはず、こちらは以前素敵なモダン広東料理として紹介したレストランと同じデザイナーさんが手がけたものでした。
そんなに座席数はありませんが、カウンターの他にはグループ席もありました。
6コースメニュー
メニューは季節の食材を盛り込んだお任せコース1択。
追加料金でメインコースやデザートをアップグレードできたり、料理に合わせてお店が選んでくれたお酒やお茶のペアリングも楽しめます。
苦手なものやアレルギーがある場合は事前に連絡するとある程度は対応してくれるのも嬉しい。
Foie Gras Monaka
コースの1品目はフォアグラとイチジクの最中。
舌触りなめらかなフォアグラとフルーティーな日本産のイチジク、それに加えサクサクとしたミョウガが凄くあう〜!
フォアグラは超得意というわけでは無いのですがこれは何個でも食べられると思いました。
Esora Hassun
お次に運ばれて来たのは華やかな見た目のESORA八寸。
枯山水を彷彿とさせる、素晴らしいプレゼンテーションに皆しばらく写真を撮ってました。
その気持ちわかる…
全体の見た目も可愛ければ一つ一つもとっても素敵。
こちらはきゅうりでできたカエルが可愛い、キャビアと爽やかなトマトジュレ。
涼しげな見た目とさっぱりとした味わいがシンガポールの暑さにぴったりの一品です。
こちらはぱりぱりの海苔と旨味がギュッと詰まった鯖のお寿司。
胡麻入りのシャリはふんわりしていて、美味しすぎて持ち帰りとかで売って欲しいと思いました。
その他どれも繊細な盛り付けで目でも舌でも楽しめるものばかり。
ティーペアリングは香り高くすっきりとしたアイス玄米茶。
お料理の1品1品を邪魔する事なく味を引き立ててくれました。
Summer Vegetables
程よくグリルされた夏野菜、その上には毛蟹をたっぷりと使った餡、下にはスイートコーンピューレで、これがこれまた優しい甘味で幸せな気分にさせてくれます。
お野菜の本来の味を久しぶりに認識できた、贅沢だけど凄く安心する一品でした。
Omi Wagyu Sirloin
メインは近江和牛のサーロイン。
旨味がたっぷり詰まったふんわりとろける近江牛は何もつけずとも天国、しかし周りの赤酢を使ったソースやお塩をちょっとつけるとその旨味が倍増されてもう美味しくないわけがない!!
上の舞茸もムッチリとしており、それだけで美味しい。
一緒に頂くのはスモーキーな香りが印象的な暖かいお番茶。
鼻に抜ける風味が心地よく、流石のチョイスだと思いました。
Katsuo Otyazuke
散々メインコースでテンションが上がった己と舌を落ち着ける為にも嬉しい、鰹のお茶漬け。
ふんわりしたお米、海苔と鰹にたっぷりと熱々の出汁…お馴染みの味にリラックスしすぎてついつい時間をかけて味わいたい…しかし鰹に火が入りきらないうちにささっと食べたい…という葛藤と戦いながら頂きました笑
Chef Koizumi’s Signature Dessert
デザートは優しい甘さとコクが癖になる和三盆キャラメルのアイスクリーム。
それだけでも十分美味しそうなのに、その上にシェフが季節マンジマップ特産黒トリュフをこれでもか!!ってほど削る削る…!
こんなしたら味分からなくなる…と恐る恐る口に運んだのですが、そこは流石、削られたトリュフはパウダースノーのようにフワッフワ、トリュフの香りと和三盆キャラメルの風味が予想以上にマッチして舌の中でとろける、これ以上に無い幸せな組み合わせ。
ねっとりとした安納芋も滑らかで美味しかったです。
Wagashi
最後はフレンチのpetit foursを彷彿とさせる和菓子4種盛り合わせ。
アイスが入ったミニ大福、ぶどうゼリーやマカロン等、小さくとも一つ一つ丁寧に作られていました。
最後のティーペアリングはライム入りの緑茶で爽やかに。
ご馳走様でした。
最後に
ミニマムで穏やかな空間と静かすぎない心地よい雰囲気、美味しい料理にただただ圧倒されたEsoraでのランチ。季節ものを贅沢に使ったメニューは日本人ならば安心する品と味に+αのエッセンスが散りばめられており、驚きと懐かしさ両方を同時に味わえるものでした。
オープンキッチンなので料理を待っている間も楽しく、料理もどれも目も舌でも楽しめる素晴らしいもので、終わった後も一日中満足感と幸福感でいっぱい。
”凄い”のにその凄さを主張しすぎないので、静かにじわじわとその場では気づかない以上に圧倒されていたんだな、とかなり経った今でも実感しています。レストランに入ってから時間にして2時間半が経っていましたが、本当に時なんて感じられなかったほど楽しむことができました。
基本コースのみでも十分楽しめるかとは思いますが、今回のように追加でティーペアリングやメイン、デザートまでフルで楽しむのもオススメです。
ESORA
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